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赤外線調査の考え方(特殊建築物定期調査)

特殊建築物定期調査における、赤外線調査の考え方については、行政庁によってかなり考え方が、異なることがある
ようです。 今回は特殊建築物定期調査 東京の考え方について記載させていただきます。
株式会社 ビルケンにおいていは、今期件数は、多くないがいくつかの建物を赤外線調査を実施して、
特殊建築物定期調査 報告書の建物外部の備考欄に、外壁調査を赤外線にて調査済みと、記入しているが、
都道府県の行政庁により考え方が異なり、できるだけ全面打診の方向でと指導があった。

 しかしながら、費用的には、赤外線外壁調査と、全面足場なりゴンドラ足場の費用を比較した場合には、
5倍~10倍の開きがあり、建物所有者に、説得できないのが現状である。
今回は、調査要足場と赤外線調査を比較した場合及び赤外線調査とは何かを説明したいと思う。

赤外線調査とは(特殊建築物定期調査)
外壁面が太陽熱で温められることにより、健全なタイル面はスムーズに温度上昇するのに比べ、
剥離や浮きがある場合には、仕上げ剤とコンクリート躯体の間に空気層ができることにより、熱が逃げ
にくくなり、温度が上昇が見られ、赤外線調査はこのような現象を利用して、タイル面の剥離を判別している
ものである。

また、赤外線調査を実施する上で、気を付けなければならないのは、測定角度であり45°以内に入らなけれ
ばならなず、必ず事前の調査が必要となり、障害物の有無、建物の形状を理解する必要がある。また、実際
の赤外線調査においては気を付けなければならないのは、タイルの汚れ、タイルの色違い、タイルの形状等
があり、下地材の現状についても、考える必要がある。

赤外線調査の長所 (特殊建築物定期調査)
* 調査用足場を必要とせず、費用が安価でかつ、安全性に富んでいる。
* 短時間で調査が出来て、作業性に富んでいる。
* 判別した、熱画像の記録は、保存しやすい。

赤外線調査の短所 (特殊建築物定期調査)
* 天候に左右されやすく、特に雨天の日、強風の日には、赤外線調査は適さない。
* 太陽光の方角により、調査できる時間帯がことなる。
* 建物との間に、障害となるものあった場合には、調査不能となる。


 



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