建築設備定期検査において、検査上の注意点を記載させていただきます。
今回は、機械換気設備における、防火ダンパーの設置方法について述べたいと思う。
換気扇に」設けるべき防火ダンパーの設置の状況 (建築設備定期検査)
*防火ダンパー等を設けた換気設備に取り付けてある、器具については、直接外部に接続されていること。
*煙突内での排気ガス温度は、排気等連結部で65°c以下であること。
*なお、半密閉湯沸かし器において、HPフードの新規取り付けは、現在禁止されている。
換気設備の換気の状況 (建築設備定期検査)
*強風等による、外気の流れに左右されず、能力が十分にあること。
*一般住宅に使用されている、換気設備の締め切り静圧は、15パスカル程度であり、このような換気設備
を高層住宅に使用すると、外気の風圧で逆流することもあり、その場合は逆流防止ダンパーや、シャッター等
を取り付けて、これら現象を防ぐことが望ましい。
* 吸気口と換気口を同一外壁面に設けて、外気の影響を受けずらくする工夫する。
*十分な静圧の送風機の選定を行う必要がある。
*強風・風圧の影響を受けない場所に取り付ける必要がある。